2025年12月19日（金）から KAGAMI銀座ショップにて「新鋭三人展」を開催いたします。

―時代を切り拓く江戸切子の職人たち―

江戸時代に始まった江戸切子の伝統は、今も尚、職人によって受け継がれ、現在まで続いていますが、職人の数は年々減少し、技術を継承していくことが困難になってきています。そんな中、才気あふれる次世代の若手作家達が切磋琢磨し合いながら江戸切子の技術を守り続けています。
本展では、江戸切子の伝統工芸士を親に持ち、技を受け継ぎ、更に発展させていく若手切子職人三人の作品をご覧いただきます。

篠崎翔太　　「薔薇」

透明なクリスタルガラスに漆を塗り重ねるという斬新な発想で、漆黒とガラスの透明感が織りなす強烈なコントラストを表現。漆の深みとガラスの輝きが共鳴し、モダンで力強い存在感を放っています。

根本幸昇　　「鳳凰-Limited Class-」

細やかな菊つなぎのカットに、グラヴィールで繊細な鳳凰を彫り込んだ作品。グラスの下部には大胆で力強いカットが施され、繊細さと躍動感が一つの器に融合しています。

鍋谷海斗　　「天啓」

金赤とインディゴブルーの二色被せガラスを用い、カットによって生まれる色の変化が魅力。金赤の柔らかな表情から、外側に近づくほど深みを増し黒に近い色調へと移ろうグラデーションが、洗練された美しさを演出します。

【会期】
KAGAMI銀座ショップ店内　：2025.12.19 (金)～2026.1.28 (水)　
※木曜定休日（12/25は営業いたします。12/26～1/4は年末年始休業となります。）
※こちらの展示は銀座ショップでのみの開催となります。

三者三様のアプローチで、江戸切子の伝統に新たな息吹を吹き込む作品群。どれも異なる個性を放ちながら、共通して「美を追求する心」が感じられる展示です。ぜひ、その魅力を間近でご堪能ください。

皆様のご来店を心よりお待ちしております。