職人紹介

製品全ての礎となる成形工程。
その上達に近道は無く、今も向上の途中である。
武井 盛彦
茨城県伝統工芸士
成形職人
成形職人
溶けたガラスに息を吹き込み、形作る成形の職人。ガラスに無理な力を加えずに成形をする、その姿は力強く、繊細でもある。
溶けたガラスに息を吹き込み、ガラスを形作る成形の職人。 製品の基盤となる成形工程は、ガラスを吹き竿に巻き取るところから始まり、肉厚や重量の調整は全て職人の経験と感覚で行われています。型に合わせて吹きこむことで、ある一定の形状は同一に保たれますが、たとえばワイングラスの脚の長さなどは職人の手作業によって作り上げているのです。 また、形状や大きさによって、その成形方法は異なり、吹き分けは容易ではありません。 武井氏は数多くの製品成形に携わってきた長年の経験を生かし、あらゆる製品の成形をしています。

「基礎を大切にするからこそ、製品の品質が保たれる」
全ての商品は、少量の溶けたガラスを吹き竿に巻き取り、息を吹き入れる“下玉”と呼ばれる作業から始まります。ガラスは少なく、一見簡単そうに見える作業ですが、形状や大きさによって細かく作り分けをしています。さらに、下玉に厚みの差やゆがみが有ると、最終的な製品の仕上がりにまで影響を及ぼします。グラスでも花瓶でも、下玉をおろそかにしては決して良い製品は作れません。
また、溶けたガラスは熱く、直接触って形を整える事が出来ないため、道具を私たち職人の手として扱います。道具の使い方、使うタイミングのちょっとした違いで、ガラスは思うような形になってくれないのです。過去から受け継がれてきた道具やその使用法には全て意味があり、それを重んじ正しく使いこなすことが、良い製品を作る近道だと思っています。
吹きガラスというものは本当に奥が深く、30年間成形に携わっていても、未だ頂には到達しておらず、日々ガラスを成形していく中で勉強をし続けています。
また、溶けたガラスは熱く、直接触って形を整える事が出来ないため、道具を私たち職人の手として扱います。道具の使い方、使うタイミングのちょっとした違いで、ガラスは思うような形になってくれないのです。過去から受け継がれてきた道具やその使用法には全て意味があり、それを重んじ正しく使いこなすことが、良い製品を作る近道だと思っています。
吹きガラスというものは本当に奥が深く、30年間成形に携わっていても、未だ頂には到達しておらず、日々ガラスを成形していく中で勉強をし続けています。

「人とのつながりが、よりよい製品へとつながる」
ガラスというものは1人で作ることは出来ません。大きな花瓶やワイングラスの成形はもちろんですが、成形にとって一番大切な生地の調合や溶解をする職人が、しっかりとした仕事をしてくれるから、私たちが滞りなく仕事をすることが出来るのです。
これは成形から先の工程へ渡す時も同じで、規格に定められた通りの成形をしないと、その後の加工は出来ません。切子やグラヴィールが問題無く進められるように、石や泡、色ムラなどが無い生地を作るように心がけています。
それと同時に、自分が先輩から受け継いできた技術を、後輩に継承していく事もとても大切にしています。ガラス成形というものは、過去から現在、そして未来へと多くの人々が携わって作り続けていくものだと思っています。
これは成形から先の工程へ渡す時も同じで、規格に定められた通りの成形をしないと、その後の加工は出来ません。切子やグラヴィールが問題無く進められるように、石や泡、色ムラなどが無い生地を作るように心がけています。
それと同時に、自分が先輩から受け継いできた技術を、後輩に継承していく事もとても大切にしています。ガラス成形というものは、過去から現在、そして未来へと多くの人々が携わって作り続けていくものだと思っています。
代表商品紹介

商品番号:KS3602-2835-5
江戸切子 ワイングラスセット<幕襞に四角籠目紋>
¥137,500 (税込)
鮮やかな5色の色被せクリスタルガラスに、江戸切子を施したワイングラスセットです。<幕襞(まくひだ)に四角籠目紋>という新しいデザインで、和を感じさせる江戸切子紋様と洋を感じる華やかなカットが調和した美しい一品です。
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商品番号:#2708
江戸切子 酒器揃<祝の膳>
¥132,000 (税込)
鮮やかな金赤色被せクリスタルガラスに、江戸切子の伝統文様である「菊つなぎ」と「笹っ葉」を施した酒器揃。金赤色被せクリスタルガラスと、ガラスを削ることで生まれる透明が、おめでたい紅白を表しています。水引のようなカットと、その間に施された文様が美しく重なり合い、見る角度によって表情を変えます。
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